茶房 とげとげ庵

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zoom RSS 十代最後の旅 2.新宿の夜

<<   作成日時 : 2014/10/12 02:04   >>

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 東京に戻ることは、すなわちアウェイに殴り込むことを意味する。東京には実家があり、高校までの人間関係があり、きらびやかな都会がある。ここでは研究学園都市の常識は通用しない。ビル群の隙間を歩く人々は、おそらく昆虫の生活史戦略に微塵も興味を持ってくれない。

 居心地が悪くて逃げ出した、そしていつかは舞い戻らなければならない社会を、東京は残酷に思い出させる。研究型大学への進学は、浮世離れした夢の国への逃避だった。結局のところ、社会でも評価されるような実力ある人間にならなければ夢は覚める。象牙の塔の内側だけで尊敬されるような人ではいけない。社会と対峙し得る力を培わねばならない。いずれこの東京をも夢の国に変えたい。

 東京の私大へ進学した同級生らと再会した。すでに就職が決まった奴もいるという。同じ高校の同じ教室から、いろいろな人生が分岐していく。職業選択さえも個体の表現型の延長とみなすならば、ヒトの多様性には目を見張るものがある。

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 新宿にて、2夜連続で同級生と会食する機会があった。

 高校時代の友達と会うと、生物部時代の寂しさや学校への反発など、当時のことをいろいろ思い出してしまう。もちろん楽しいこともあったけれど、手放しで称賛できるような非の打ちどころのない高校生活ではなかった(とはいえ、他の高校に進学するより遥かに良かったとは思う)。それに比べて大学ではきわめて居心地がいい。生物学科という特殊な環境がなしえる一時的なオアシスで、来るべき楽園追放に備えたい。

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