茶房 とげとげ庵

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zoom RSS 物材研セミナー

<<   作成日時 : 2015/02/28 01:34   >>

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 物質材料研究機構で行なわれた科学コミュニケーションに関するセミナーを受講しました。日経サイエンスの編集長による科学報道史の概説と、物材研の広報担当者によるワークショップからなる3時間程度の構成。

 編集長のお話は次の通り。日本人は古来より伝統的な技術を文化として大切にしてきたが、明治維新と敗戦という二度の西洋文明の導入によって、大量生産・大量消費の時代が訪れた。公害問題やオイルショックなどが生じて、科学技術が人々の生活をかき乱すようになった。かつて技術は、個人のくらしを豊かにするためのものであったが、現在では国家や企業の利潤のために用いられている。個人の手から離れ、人々を圧迫するような科学技術はもはや文化とはいえないとみなす見方もある。技術を開発・製造する側の論理だけでなく、それを享受する側にも思いをはせなければならない。送り手と受け手の双方がリテラシーを持つことが重要だ。そこで科学コミュニケーションの出番である。

 広報担当者の方の前職はなんとNHKの番組ディレクター。サイエンスゼロ、クローズアップ現代、コズミックフロントなどを担当されたとのこと。いい仕事してましたね。テレビ局に蓄積された「伝えるノウハウ」の一端を伝授してくださいました。科学者は常に客観的で、感情移入の余地を残さないけれども、一般世間に伝えるためには相手の感情をコントロールする必要があるとか。いやあ勉強になりました。

 物材研はさすが国費がふんだんに投資されているなといった充実した施設で、最近テレビで見たジブリの風立ちぬの研究開発風景を少しだけ連想しました。あの映画は残酷な話ですね。純粋に夢を追いかける人であればあるほど深く刺さる気がします。

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