茶房 とげとげ庵

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zoom RSS シン・ゴジラ 感想

<<   作成日時 : 2016/07/31 02:33   >>

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 勉強の息抜きに観てきました。面白かったので、興奮の冷めやらぬうちに感想を。

 様々な批評サイトで言及されているように、震災対応や核エネルギー問題、国家安全保障といった時事的課題を強く意識した内容であるとともに、「日本式の意思決定機構」とか「日本流の課題解決過程」を当事者の立場から描く今作。これらの点において、過去シリーズやハリウッド版とは異なる「現代の国産ゴジラ」としての新奇性を確立しています。しかし、これらについては他にいくらでも優れた論考が提出されるでしょうから、それらを参照すればよいのでしょう。本稿においては、もっと個人的な思い入れについて書き残しておくことにいたします。

 嬉しかったのは、聞きなれた地名が頻出、それも物語上かなり重要な機能を果たしていたこと。霞が関や虎ノ門といった、きわめて知名度の高い場所ではありません。何を隠そうこちとら東京生まれ三多摩育ち、横田基地を発着する航空機を見上げて育ち、休日には立川まで遊びに行ったクチであります。本作においては、前者は在日米軍の拠点、後者は臨時政府の拠点として物語の舞台となります。大学進学に伴なって居を移したつくばも、ゴジラの生体サンプルの分析に活躍。何度も足を運んだ科学技術館には、クライマックスの作戦シーンで前線の司令部が置かれていました。関東圏に住む人は、各地の位置関係を想像しやすい作品だと思います。むしろ、地方に住む人々にとっては、関東周辺でコンパクトに進行する物語に不満を抱く人もいるかもしれません。ともかく、ミーハーな感情として、勝手知ったる地元が映画に登場するのは嬉しいものですね。

それはさておき、生物学科生として極めてわくわくしたのは、既知の生物とはまったく異なる巨大生物が突然現れる、というロマンです。系統分類的地位は?代謝機構は?成長過程は?繁殖様式は?と、次々に疑問が生じてきます。これらの疑問が、物語の進行とともに少しずつ明らかになっていく様子がたまりません。生物学を学ぶ人間として「こんな生物はありえない」と切り捨てるのは何とも無粋です。それよりも、この巨大怪獣がどうしたら実在できるのか、想像を膨らませるのがロマンというもの。ゴジラを無力化するロジックは若干有耶無耶にされた感がありますが、科学的な考証にもある程度真摯に向き合おうとしている姿勢がみられる点が、本作の魅力といえましょう。明らかに生物オタクっぽい環境省の尾頭さんもよい味を出していました。

どうも尻切れトンボになっていけませんが、とりあえず鑑賞直後の所感としてはこんなところ。DVDが出たらもう一度観たいです。

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