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茶房 とげとげ庵 ※旧:お茶と昆虫の日々
ブログ紹介
蟻屋の末席を汚す高校生が糞不真面目に綴る日々の備忘録。
撮り溜めた写真の掲載と虫の飼育日記を軸に、稀に読書・ラジオ聴取の感想や、
飲み食いの記録など、取り留めなく書き留めます。
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いよいよ受験生

2012/04/01 21:41
 今日から新年度、受験生活の本格的なスタートとなります。聴くところによると、受験勉強とは辛く長い道程だというではありませんか。打たれ弱い私にとっては悩ましい限り。しかし、考え方を転換すれば、これは受験というリアクターをとおして自分の虚弱な精神を更生せしめる好機ではないか、とも思われます。

 実際、一年間の受験勉強によって見違えるほどの成長を遂げた先輩を幾人も目にしてきました。なかには、試験までは趣味との関わりを絶って勉学に専念し、見事合格を勝ち取った方もおり、私も見習わねば合格が危ぶまれるなぁと焦燥感に苛まれています。

 現代社会における大学受験は、いわゆる一つの通過儀礼なのでしょう。多くの人が経験し、その中で一回り大きくなる。経験者から見ればほほえましくもあるのでしょうが、そのただなかに身を置くものは様々に気を病むものです。

 受験のない世の中に生まれていたら、割合楽なのだろうなぁ、等ともしもボックス的妄言をタイプしてみても何の解決にもなりません。そもそも、文化人類学とか社会学の領域には疎〜いですが、恐らくどんな時代のどの文明にも、通過儀礼やそれに準する儀式は存在したのでしょう。

 wikipedia の「儀式」のページには、古今東西の多様な通過儀礼についての記述、あるいはリンクが見られます。当ブログ的には、その中でも昆虫に関連するものが目に留まります。

 たとえば、アリ関係だと、オーストラリアのある部族の成人の儀式について。凶暴なアリとして知られるツムギアリに体中を噛ませて、その痛みに耐えきった者だけが大人として認められるとのこと。他にも、ムカデやハチなどのムシを使用した、あまり想像したくない儀式が散見されます。

 やはり、肉体的・精神的な苦痛を伴う行為の克服が、周囲からの承認の鍵となるようです。儀式を終えた本人も、「自分はこれだけのことをやり切った」という達成感・満足感があるのでしょう。

 その感情は、推定するに、その後の人生においても自信や判断力を支えるものとなりうるのだと思います。「成人後の人生」というより大きな儀式の予行演習としての「通過儀礼」という側面も垣間見えるような気がします。

 人間は、儀式を経験することによって強くなる、そんな暴論に至った私は、一つの暴挙を試みました。常々、大学進学に向けて何かに挑戦し、決意表明をしようと考えていたのですが、年度の初めである今日は「儀式」日和ではないかと思い立ちました。

 カブトちゃんを食べちゃったよー☆(ローラ風)

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 wikipedia 「昆虫食」の項に、以下のような記述があります。

“例えば、南米最西端の古代文明として知られるパンビルでは、オオゾウムシ類の幼虫がタンパク源として重宝されていた。大型哺乳類の少なかった当時、森林で大量に得られる昆虫類が食されたのは自然な成り行きといえる。”

 昆虫とは本来、栄養豊富な滋味なのです。古代の兵士が戦の前に生き血を啜って精を付けたように、受験という戦争に向けてエネルギーを蓄えることは、理屈の上でも筋の通った行為と言えましょう。

 ちなみに、当時、パンビル人の食卓に上がるほど生息していたオオゾウムシですが、森林伐採により、現在は絶滅の危機に瀕しているそうです。無念。

 オオゾウムシを食すことはかないませんが、カブトムシの幼虫なら飼ってるじゃん、ということで、飼育中の3頭のうち、愛玩用の1頭を残して、食べてみることにしました。 

 以上にその手順を説明します。
1. 家族に「ぼく、大学受験に向けてカブトムシを食べるよ」と宣言
2. カブトちゃんを調理、記念撮影
3. 家族の前で実食&現役合格宣言

 実際にやってみた(「トリビアの泉」風)


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 メニューその1:カブトムシの佃煮


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 メニューその2:カブトムシの卵とじ



 私の味付けの不備を予想して、2種類のメニューを用意しました。カブトムシの幼虫のあまりに「そのまま」の姿が保存されているため、写真にはモザイクをかけています。

 お味は、、、なかなかおいしい!! 見た目の抵抗感さえクリアすれば、かなりイケます。佃煮はウニ、卵とじはカニクリームコロッケに似た風味で、目を閉じながらではありますが、白い眼の家族の前で完食することができました。

 無事、現役合格宣言も済ませました(尤も、家族は色を失ってしまって、それどころではないようでしたが)。とにかく、この「儀式」を終えて、一回り大きくなったような気がする私でありました。

 では、これからは受験生として頑張りますので、今にもまして更新頻度が低下することと思いますが、合格ののち舞い戻ってきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

 *注:wikipedia からの引用は、あくまで私の解釈ですので、「儀式」のページを必ず参照されること、よろしくお願いいたします。
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房総hunt

2012/03/31 21:47
虫捕りと自分探しを兼ねて、千葉の尖っているあたりに行ってきました。

朝5時に起床、路線バスと電車を乗り継ぎ、菜の花笑う春の南房総へ。道すがら、東京スカイツリーや成田空港を車窓に望みました。田舎者には物珍しい。それにしても眠い。4時間ほどかけて現地に到着。



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急襲大学

2012/03/26 23:44
早いもので春休みに突入してしまいました。先日の記事の続きです。

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 九州大学に在学されている先輩の虫屋さんを頼り、以前からお会いしたかった先生の研究室にお邪魔しました。オープンキャンパス等の催し物があるわけではないので、キャンパスはとても静か。歴史を感じさせる建物の数々。聴くところによると、アインシュタインが訪れたこともあるとか。

 よくよく考えてみると、虫屋さんの人脈は大変貴重なもので、東京からのこのこやってきた右も左もわからない高校生を案内して頂けるというのは本当に有難く思います。昆虫少年は絶滅危惧種、と冗談交じりに語られる昨今、生息密度が低い分、互助関係を以て生存を図らねばなりません。

 研究室では大変よくして頂き、貴重なお話を伺えたうえに、標本等も見せて頂き、他では得難い経験となりました。また、僕自身の研究に関しても示唆的なお話を伺うことができました。先輩の虫屋さんにはご飯もおごっていただき、ただただ感謝するばかり。幸せな後輩です。

 ちなみに、ブラックモンブラン、博多ラーメン、鳥もつ鍋、博多湾のお魚などのグルメも堪能してまいりました。やっぱり九州はよかところですたい。
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飛行機逃避行記

2012/03/14 23:27
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 学年末考査の死線をかいくぐり、束の間の余暇が。この機を逃す手は無いと、かねてから検討していた九州訪問を強行しました。(余暇とはいえ未だ学期を修了していないので、幾日か学校をばっくれることは不可避でした。ご迷惑をおかけした関係各位にはお詫び申し上げます。)

 飛行機搭乗は昨年の阿蘇行き以来。何度乗っても緊張するものですね。村上龍著「共生虫」を読み、且つその内容に狼狽しながら、いざ「本州を出よ」。機内では気が落ち着かず、相対性理論の「シンクロニシティーン」やライムスターの「wack wack rythem island」等聴いて紛らわしてみたり。

福岡空港には予定通りの到着でした。その後の旅程はまた後日。
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雑記

2012/02/25 21:35
朝から降雨。部屋の方角の都合、起床時はかなり寒い。たった一台のヒーターを別室の弟が独占している。暖を取るべく紅茶を淹れる。午前中はアタマのパフォーマンスが良い。数学など、大いにはかどる。三時間ほど昼寝。まどろみながらふとはからめがめにはいる。葉から芽。セイロンベンケイソウとも。某所某氏から頂いた葉を、画鋲で壁に留めておいたら、しらぬまに芽ばえていた。はからめはからしては勿体無い。水を張ったシャーレに静置する。

夕刻、英会話教室へ。本日より授業開始。若干の緊張と一抹の不安感。人見知り人見知られて17年、見知らぬ人を人見知るなといわれても人見知らないなんてどだい無理。どうなることやら。

50分の授業を終える。なんと受講者はぼく以外みな社会人。隣席には市民運動家。大学教授の講演にいきなり誘われる。英会話教室っておもしろい。

本屋で「昆虫と自然」、「月刊むし」を立ち読みしてから帰宅。中身は結構だけれど、如何せんお高い。もうちょっとエクスペンシばないお値段になりませんかね。あと、欲しい記事だけpdfでお安く販売とかしてほしいのですが。学生が定期購読するには苦しいものがあるよ。

帰路の途上ショッピングモールを通過。同年代が逢引したりとぐろを巻いたりしているのを、右目で横目に、左目で尻目に悠々と帰宅。この大切な時期、時間の使い方は人それぞれですが、それぞれにとりまして有意義な何かが得られればそれに越したことはないですよね。

来週は学年末考査です。頑張ります。
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アリヅカコオロギ

2012/02/24 23:11
 「コオロギ」ときくと、秋の草むらできれいな声で鳴く虫というイメージがあるでしょう。しかし、どこの世界にも変わり者はいるもので、鳴かないコオロギもいます。鳴かないだけではありません。とても特殊な場所をすみかにして、変わった生活を営んでいるのです。

 今回とりあげるのは、なんとアリの巣の中に居候する不思議なコオロギ。その名も「アリヅカコオロギ」といいます。色々な種類のアリの巣に忍び込み、アリの匂いを真似したり、素早い動きで攻撃をかわしたりしながら、アリたちの運んできた食べ物を盗み食いするのだそうです。

〜〜〜〜〜

子供向けの図鑑のような文章を書いてみようと思ったのですが、難しいですね。アリの巣を暴いてコロニーを採集していると、よく見かけるアリヅカコオロギ。普段はあまり気に留めませんが、よく見るとかきわめてわゆいのです。蟻より小さいくらいのサイズといい、翅の退化した丸っこいフォルムといい、魅力的なものを感じます。

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つぶらな瞳。双眼実体顕微鏡で観察しているときに目があうと、萌えます。

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アリの巣でこっそりと生活する「地下アイドル」。道端で巣口を見つけたら、ぜひ彼らに思いをはせてみてください。

なかなか更新する暇もないですね。
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本年初採集

2012/01/15 01:28
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いつの間にか新年明けてまして、遅ればせながらおめでとうございました。本年は極力ブログに時間を割くのは避けないと、先が思いやられるお受験戦争です。

さておき、お正月に於いて日本の平均的な家庭の高校生にきわめて普遍的に親しまれている年中行事が「採り初め」である。この習慣は、おせちを食う、お年玉をもらう等といった慣例としばしば殆ど同列に庶民の間に浸透している。新年をことほぎ、自然に感謝し、一年の採集の豊漁を願う、その年最初の昆虫採集であることは、今更説明するも愚かといったところだろう。

かくいう不肖私は、センター試験同日模試の直前、つまりは当日早朝に自転車で雑木林に滑り込みまして、若干遅きに失した感は否めませんが、新年虫採り初めに臨んだのでありました。

基本的に朽木周りのこまごました虫をピンセットでちょいと摘まんで即液浸。狙いは越冬中のアリのコロニーでしたが、以前は採ったトゲズネハリアリやオオハリアリ(属の一種?)、ハヤシナガアリはおらず、倒木中にシロアリが散見されるのみ。

また、今年はスズメバチの注意看板があったので、これは越冬女王が拝めるぞとにわかに胸がときめきました。

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取り敢えず越冬コクワ♀。フ節がぷるぷるしておりご存命と判明。

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案の定スズメバチを掘り当てた。それにしてもネジレバネの寄生率が高い。数学のテストの得点率よりも高いかもしれない。越冬している働き蜂には100%ネジレバネが寄生しているの法則は今日も揺るぎない。

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コアオ?倒木から見出すにはあまりに鮮やかで、普通種なのにはっとさせられる。余談だがこの一帯にはアオズムカデが多く、素手で掴みかけてはっとすることが間々ある。

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本日いちばんの成果。ムネアカオオアリの初期コロニー。恐らく昨年初夏に創設されたものだろうが、残念ながら女王がすでに息絶えていた(但し、複数の若齢幼虫が見いだせたので最近までは元気だったのだろう)幸運なことに、30頭強のワーカーが手に入ったので、こちらはトゲアリのホストとして利用する予定。倒木の樹皮下に小規模の間隙をつくり、そこにコロニーの成員が全個体集合するので、土中に営巣するクロオオアリには手が出せないのに比べ、たいへん採集し易い。
記事へなるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 3 / トラックバック 0 / コメント 2


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