茶房 とげとげ庵

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zoom RSS 一人暮らしが寂しくなるシチュエーションをここに列挙する

<<   作成日時 : 2014/02/28 04:27   >>

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1.肩が凝ったとき
 かつて実家暮らしだったころは、肩が凝ると家族同士で肩たたきをしたものです。今では肩をたたいてくれるひとはおらず、しかし日常のストレスは減らず、結果として肩こりは悪化します。自分で何とか処置を施そうと思ってきわめて独創的な姿勢で背中に腕をまわし、肩甲骨まわりのツボを押したりしていると、ちょっとした拍子に腕の関節をぐきと痛めてしまうのです。ああ、痛いなと顔をしかめ、一人で何をやっているのだろうと真顔になって寂しさを噛み締めます。

2.献立に退屈したとき
 一日の最後を飾る夕食が、ご飯と味噌汁と冷奴と納豆などという日がまれにあります。およそ米と大豆しか食っていないではありませんか(こういう日に限って、しばしば味噌汁の具は油揚げ、冷奴の味付けは醤油なのです)。なまじ自炊にこだわるあまり、残った食材をうまく処理するためにこんな献立にも耐えねばなりません。無言の食卓で大豆の偉大さと食卓の寂しさを噛み締めます。

3.献立に満足したとき
 得意料理はチキンとポテトのトマト煮込みです。ぶつ切りにした鶏肉とジャガイモを、カットトマトとオリーブオイルで煮込みます。味付けは塩とコンソメ。スパイスに胡椒とコリアンダーを振りかけるとよいアクセントになります。煮込む前にケチャップを加えるとまろやかさが増しますよ。美味しいし、何より食材がすべて安く手に入るのが利点です。しかし、どんなに美味しく作れたとしても褒めてくれる人はいません。無言で食べて無言で片づけて無言で皿を洗うのです。言ってみたいけど相手のいない「召し上がれ」という言葉とともに寂しさを噛み締めます。

4.寒いとき
 「寒いねと話しかければ寒いねと答える人のいるあたたかさ」 by 俵万智
この短歌にさえ精神的なダメージを受けかねません。同居者といえば飼育中のオオゴキブリと宿舎にはびこる虫たちくらいですから、残念ながら意思疎通や感覚の共有は望めません。
 「寒いねと話しかけても寒いねと窓辺の蜘蛛が答ふわけなし」

5.故郷の友人の惚気話を聞くとき
 恋人がいるのが羨ましいというよりも、むしろさらに根本的な生活基盤に関わる嫉妬なのかもしれません。東京の実家住まいの友人の惚気話を聞くたびに、生活費における交際費の割合の高さや、家事から解放されることによって生じる自由な時間などを意識せざるを得ず、無意識に自分のくらしぶりと比較してしまいます。
 食費を気にして日々の献立を考えることも、かじかんだ手で食器を洗うことも、部屋干ししかできない宿舎に不満を抱きつつ洗濯物にアイロンをかけることもない生活なんて、高校時代と大差ないではありませんか。食費や光熱費を自分で負担しないから遊びにより多くのお金を使えるし、家事をやらないから時間もたくさん確保できるのです。このような生活を送り、尚且つ恋人がいれば、それはそれはいや増して楽しいことでしょう。

まとめ
 基本的に一人暮らしは有意義で充実した毎日です。自律と責任感を養うことができますし、遅かれ早かれ、誰しも経験すべきものだと思います。好きな時間に寝て、好きな時間に起きて、好きなものだけ食べればいいのです。まれに寂しさが襲う日もありますが、遠くであっても実家や故郷の友人があるというということそれ自体が、じつは真の孤独から身を守ってくれているのではないでしょうか。
 今の生活が成り立っているという事実と、それを成り立たせているすべての要素にただひたすら感謝し、謙虚に毎日を送っていこうと思います。春になれば虫も活動を始めるので、寂しさを感じる暇もないでしょう。それまでほんの束の間、感傷に浸ることがあってもいいのかもしれません。

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