茶房 とげとげ庵

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<<   作成日時 : 2016/05/03 23:02   >>

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 大型連休もおそらく折り返しと思われますが、馬車馬ばりにバイトばかりでバカンスなんて夢のまた夢。夏も近づく八十八夜は研究に使う虫の発生時季でもあり、心労が募ります。採らねばならぬ、採らにゃ卒研ままならぬ、なんて、洒落になりませんねぇ。

 そんな日々の間隙に一瞬のエクソダスを求めて、同窓の友と宵の町をさまよいました。灯りに誘われ、醗酵した汁を啜る我々は、さながらトラップに捕らえられた夜の虫といえましょう。

 友人は数学科の4年生で、大学院進学を視野に学生生活を送ってきたとのこと。とこらが、いざ研究室に配属されてみると、「勉強」と「研究」の差異に当惑し、自分に研究者が勤まるのかどうか自信がもてないと感じているのだそう。されども、就職に方向転換するには出遅れ感が否めず、第一、これといって志望する職種もないらしいのです。

 たとえ希望の職業ではなくとも、何らかの仕事に就き、その報酬で自立した社会生活を送ることは、それ自体素晴らしいことではないでしょうか。自己実現というのは、なにも就職のみならず、家庭の円満や地域社会への奉仕といった諸活動を通しても実現できます。モラトリアムの延長としての修士課程進学と比べれば、就活に舵を切るという選択肢は賢明な判断とみなせるはずです。

 基礎科学の分野において、博士課程進学後の見通しは依然として険しいという皮膚感覚があります。夢と霞だけ食っていかねばならないとしても、なお研究者を目指すならば、その空きっ腹を覚悟や諦観で括らねば、いずれ首を括るところまで追いつめられるやもしれません。

 小学生の頃、将来の夢を書かされる機会が何度かありました。あのとき、思い思いの将来像を描いていた同級生たちは、今まさに就活戦争の最前線にいるのでしょう。そして、夢の答え合わせはもうすぐそこに迫っているのかもしれません。

 そういえば、八十八夜にかこつけて、学内の茶樹から新芽を摘み採り、手揉みの新茶をつくりました。北関東の厳しい冬が鍛えた茶葉はほろ苦く、美味しさとは別の印象を味覚に刻みます。苦々しさを身にまとうことこそが、悪条件を生き抜く術なのでしょうか。

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